万引きの再犯で逮捕 早期釈放を実現
事件概要
Aさんは、書店やスーパーで万引きした容疑で在宅捜査を受けていましたが、その最中、再び同様の万引き事件を起こしてしまって警察に逮捕されてしまいました。
事件経過と弁護活動
①最初の万引き事件を起こした直後に、弁護活動のご依頼をいただきました。
②その直後に再び万引き事件を起こして逮捕されてしまったので、弁護士は、すぐにAさんに面会すると共に、事件捜査を担当する刑事と交渉し、Aさんの早期釈放を求めました。
③その結果、Aさんは勾留されることなく逮捕の翌日には釈放されました。
④在宅捜査中、Aさんに対して取調べに対するアドバイスを行うと共に、Aさんいは、再発防止に向けて積極的に取り組んでいただき、専門家のカウンセリングを複数回受診していただきました。
⑤こういった活動と共に被害店舗に対して謝罪等の示談交渉を行いましたが、示談の締結には至らず、被害者の許しを得ることはできませんでした。
⑥警察の捜査を終えて検察庁に書類送検されてから弁護士は、担当検察官に対して、Aさんの終局処分の交渉を行い、略式起訴による罰金刑を求めました。
⑦その結果、Aさんは正式起訴を回避することができ、略式起訴による罰金刑が確定しました。
解決のポイント
①早期釈放が実現したのは、逮捕後すぐに弁護士が接見することができ、そこで捜査を担当する刑事に早期釈放を求める交渉をできたからでしょう。
②短期間での同種再犯の場合、起訴されて正式裁判となるケースがほとんどですが、Aさんが、カウンセリングに通うなどして、再発防止策を積極的に講じたことが、略式起訴による罰金刑を獲得できた大きな要因ではないでしょうか。