大阪府岸和田警察署に大麻取締法違反で逮捕 いつ釈放されるの?
- 2021年9月17日
- コラム
大麻取締法違反違反で大阪府岸和田警察署に逮捕された場合、いつ釈放されるのかについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部が解説します。
大阪府岸和田警察署に、ご家族、ご友人が逮捕された方は
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大阪府岸和田警察署に大麻取締法違反で逮捕された
土木作業員をしているAさんの息子(22歳)は、昨晩、車の中に自己使用目的の乾燥大麻を隠し持っていた容疑で、大阪府岸和田警察署に現行犯逮捕されました。
息子の逮捕を知ったAさんは、息子がいつごろに釈放されるのかについて、薬物事件に強いと評判の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部に相談しました。
(フィクションです。)
大麻取締法とは
大麻取締法では、大麻の所持や、譲渡、譲受、輸出入、栽培等を禁止しています。
Aさんの息子は、車の中に乾燥大麻を隠し持っていた容疑で逮捕されていますが、これは大麻の所持罪に該当し、起訴されて有罪が確定すると「5年以下の懲役」が科せられます。
大麻の所持罪には、非営利目的と営利目的があり、Aさんの息子は自己使用目的なので「非営利目的」となりますが、密売して利益を得ようとする目的(営利目的)で大麻を所持していた場合は、その罰則が厳罰化され、起訴されて有罪が確定すると「7年以下の懲役、情状により200万円以下の罰金を併科」が科せられます。
大麻取締法違反で逮捕されるとどうなるの
大麻取締法違反で逮捕されると、まずは警察署に連行されます。
これを引致といいますが、引致される警察署は基本的に逮捕地を管轄する警察署か、通常逮捕の場合は逮捕状に記載されている警察署になります。
そして警察署に引致されるとまず、弁解録取の機会が与えられます。
弁解録取は、取調官から逮捕事実を読み聞かせられて、それに対する言い分を聴取されるのですが、その際に弁護人(弁護士)についても尋ねられます。
この時点で逮捕された本人から呼べるのは、私選の弁護人か、当番弁護士になります。
私選の弁護人を呼ぶ場合は、知り合いの弁護士や、すでに依頼している弁護士となる場合がほとんどですが、当番弁護士を呼ぶ場合は、弁護士を指定することはできず、弁護士会に登録されている弁護士の中からその日の当番の弁護士が面会に来ます。
どの様なかたちで逮捕されたとしても、特別な理由がない限り、逮捕から弁解録取までの手続きは法律に定められているため必ず行われますが、弁解録取後の手続きは異なる場合があり、弁解録取後にそのまま取調べを受ける場合もあれば、取調べを受けることなく、留置場に入れられる場合もありますし、場合によっては釈放されることもあります。
ただ大麻取締法違反のような薬物事件で逮捕された場合、留置されずに釈放される可能性は非常に低いでしょう。
釈放される時期
大麻取締法違反で逮捕された場合の釈放される時期ですが、大きく分けると
①逮捕から72時間以内(勾留されなかった場合)
②10日~20日間の勾留最終日(不起訴処分となった場合)
③勾留後(保釈された場合)
の何れかとなる場合がほとんどですが、①のように勾留されずに逮捕から72時間以内に釈放されることは稀で、②か③のタイミングで釈放されるのがほとんどでしょう。
弁護士なら釈放を早くできる
早期に弁護士を選任していれば、大麻取締法違反で逮捕された方の釈放を早めることができます。
まず逮捕から48時間以内に送致を受けた検察官は、送致を受けて24時間以内に裁判官に対して勾留を請求しなければならず、裁判官が勾留を決定しなければ、それ以上の身体拘束は認められません。
そのため弁護士は、まずは勾留を請求する立場にある検察官に対して勾留を請求しないように申立てを行います。
そして検察官が勾留を請求した場合は、勾留を決定する立場にある裁判官に対して、勾留を決定しないように申立てを行います。
これら弁護士の申立てが認められる可能性は決して高くありませんが、状況によっては、弁護士の申立てが認められることもあり、その場合は、釈放されて在宅捜査に切り替えられます。
岸和田市の薬物事件に強い弁護士
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