無免許運転で検挙　泉南市の交通事件

無免許運転の刑事弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部が解説します。

◇無免許運転で検挙◇

泉南市で漁師をしているＡさん（４５歳）は、１０年以上前に飲酒運転をして免許取消しの処分を受けてから、運転免許を再取得していませんが、漁に出る日の朝は、どうしても軽トラを運転する必要があり、免許を失効してからも毎日のように自分名義の軽トラを運転しています。
そして先日、漁から帰ってきて、水揚げした魚を近所の市場に運ぶために軽トラを運転していたところ、ハンドル操作を誤って、道路わきの溝に脱輪してしまいました。
立往生していたところを、偶然通りかかったパトカーに見つかってしまい、そこで、Ａさんの無免許運転が発覚しました。
このようにして、再び無免許運転で検挙されてしまったＡさんは、今後の手続きが不安で泉南市の無免許運転を扱っている、交通事件に強いと評判の「弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部」の弁護士に相談しました。
（フィクションです）

◇無免許運転◇

免許を取得しないで自動車や原動機付バイクを運転すれば無免許運転です。
無免許運転は道路交通法違反ですので、違反すれば行政処分だけでなく刑事罰が科せられます。
無免許運転の法定刑は

３年以下の懲役又は５０万円以下の罰金

ですが、初犯の場合ですと略式起訴されて罰金刑になる方がほとんどです。

ただ再犯の場合ですと、前刑からの期間等にもよりますが、起訴される可能性があり、その場合は実刑判決が言い渡される可能性もあるので注意しなければなりません。
また、無免許運転のおそれのある方に車両を提供したり、運転を指示した方も、無免許運転をした方と同様の刑事罰が科せられることがあります。

◇無免許運転の種類◇

無免許運転を大きく分類すると、以下の３つに分けられます。

①純粋な無免許運転
これまで一度も運転免許を取得したことのない人が自動車を運転する場合

②免許の停止中／取消しによる無免許運転
過去に運転免許を取得した経歴があるが、免許停止の行政処分を受けた最中に自動車を運転したり、取消処分後に再取得することなく自動車を運転した場合

③免許外運転
保有する区分以外の自動車を運転した場合
（例えば、普通自動車免許しか保有していない人が大型トラックを運転した場合等）

◇無免許運転で逮捕される場合はあるの？◇

Ａさんは逮捕されていませんが、無免許運転でも逮捕されることがあります。
警察官の停止命令を無視して逃走したり、警察官に氏名等を告げなかった場合等は現行犯逮捕される可能性が高いでしょう。
また、無免許運転で車を運転して、交通事故を起こしてしまった場合は、逮捕されるリスクが高くなります。

無免許運転自体は、証拠が明白ですし、警察等の捜査機関が捜査する内容も少ないので、逮捕されたとしても４８時間以内に釈放されるケースがほとんどですが、無免許運転で事故を起こしてしまった場合や、警察署へ身代わり出頭をさせた無免許運転事件等で逮捕された場合は、勾留される可能性があるので注意しなければなりません。

◇無免許運転の刑事弁護活動◇

被害者が存在する事件の刑事弁護活動は、被害者との示談が主となりますが、無免許運転の事件は、被害者が存在しないので、示談等の弁護活動を行うことができません

そのため、刑事罰を少しでも軽減するために、再犯防止に向けた取り組みが主な弁護活動となります。
反省文を作成し捜査機関に提出したり、贖罪寄付をして反省の意思を訴えるだけでなく、使用車両を処分するなどして再発防止に向けて取組むことが、その後の刑事罰に影響するでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部では、無免許運転で検挙されて、刑事罰の軽減を求める方の法律相談を、年中無休で承っております。
無免許運転で警察に捕まった方など、泉南市内における交通事件に関するご相談や、警察に逮捕された方への初回接見は、刑事事件を専門にする弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所堺支部にお任せください。
初回法律相談料：無料